【療育】発達障害児における発達段階を理解することの重要性について

2018年11月6日

こんにちは「なおはる」です。

今、急速に放課後等デイサービス事業が広がってきています。

あと数年もすれば、会社の数が飽和状態になり、淘汰の時代が始まります。

では、新規参入してきた経営者は淘汰されないために、どのような工夫をしなければならないのでしょうか?

もちろん、差別化を図ることは重要です。

例えば、「他の事業所よりも長い時間子供を預かってくれる」だけでも、これを必要としている保護者の方はたくさんいます。

しかし、この記事では「療育の質」を売りにした場合の療育の考え方についてお話したいと思います。

 

障害特性に合わせた対応だけではだめ

実際に現場で働いてみるとわかりやすいのですが、放課後等デイサービスの経営者やスタッフの中には、畑違いの分野から児童福祉(療育)の世界に飛び込んできた方が多くいらっしゃいます。

元教員など、教育関係から来た方もちらほら見受けられます。(僕も教育業界から児童福祉に興味を持った一人です)

しかし、畑違いの分野から飛び込んできた方はもちろんのこと、元教育関係者ですら、療育とは何を目指すものなのか、そうすれば質の高い療育ができるのか、いま一つはっきりしないことが多いような印象を受けます。

どういうことかというと、「障害の特性に合わせた対応」のみを書籍やインターネットなどで学んできたケースが非常に多いです。

  • 療育をしているつもりなのに今一つ結果が見えない。

と思い悩むスタッフは、「障害の特性に合わせた対応のみ」をしているからということが当てはまる印象を受けます。

具体的な例を示してみると、、、

  • ASD(自閉症スペクトラム障害)の子には、言葉だけでなく、サインや絵カードで指示する。
  • ADHDのある子には少しずつ課題を与えて、休憩をこまめにはさむ。
  • 発達障害を持っている子はとにかく褒めて伸ばす。

といったような対応方法を知っていることが「専門性」であると思っているということです。

もちろんこれらの知識・スキルも大事なのですが、もっと基本的なところで重視しなければならないことがあります。

 

発達段階に合わせた課題をこなすことができる

例えば、お箸をうまく使えない子供がいたとしたら、それは箸が使えないという以前に、箸を使うための手の筋力が足りていない可能性があります。

その子に対して無理やり箸の持ち方を指導したところで、子供は嫌がりますし、食べることすらも嫌になってしまうかもしれません。そうならないために、箸を持つことではなく、まずは、クレヨンを持って筆圧を出すトレーニングから始めます。

これをすることで、指に筋力が付きます。そこから、鉛筆へ移行し、正しい持ち方を覚えて、箸が持てるようになる。

という発達段階に合わせた課題の引き出しを数多く持ち合わせているということが、療育を行う上で重要な専門性であるといえるでしょう。

子供の発達段階を理解し、その子その子に合わせた発達課題を用意することによって、子供の成長が目に見えるので、とてもわかりやすくて、スタッフ自身も、保護者にとっても実感が得られやすいというメリットがあります。

 

 

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療育

Posted by なおはる