発達障害とは 発達障害の「合併症」「併存症」の違いと対応

2018年8月23日


こんにちは「なおはる」です。

意外に知られていない、発達障害における「合併症」と「併存症」の違いについてお話したいと思います。

「合併症」について

医療的な意味での「合併症」というのは、一つの病気が原因となって起こる別の病気のことです。

例えば、糖尿病になってしまった患者がいるとします。

この「糖尿病」という一つの病気が原因となって、高血糖になり、それが原因で「歯周病」になったり「動脈硬化」になったり。。。ということです。

イメージが掴めたでしょうか?

これを発達障害という枠の中で説明すると、

例えば、ADHDと診断された人が、ADHD特有の忘れやすさ(原因)から、仕事に支障が出てしまい、自信が喪失してしまう。

その結果、うつ病を発症してしまう。

このように、ADHDの忘れやすさという一つの原因から、うつ病という別の病を発症してしまう。

そのような流れが、発達障害における合併症(二次障害と同じような意味合い)と言えるでしょう。

適切な対応・治療によって多くの場合、発達障害における合併症は防ぐことができます。

ADHDと診断された人が全員うつ病になるわけではありません。

その人にあった考え方・生き方を身に付け、その人にあった環境に身を置けば合併症は防ぐことが可能です。

その力を身に付けるためのヒントは、早期療育にあると僕は考えます。

幼児期から適切な療育を受けることによって、子供の未来は大きく変化していきます。

ほんの3か月程度でも、3~4歳児であれば劇的な変化を見せてくれます。

その子にあった療育の選択が大切であると考えます。

 

併存症について

一方、「併存症」の医療的な意味は、別の病気を併存しているということです。

もう少し詳しく説明すると、一つの体に原因が異なる二つの病気が存在しているといったイメージでしょうか。

例えば、Aさんは、喘息と歯周病に悩んでいる。といったような。

厳密に言うと、歯周病による原因が喘息を悪化させていることもあるようです。

この「併存症」を発達障害における併存症に例えると、

Bさんは、ADHDとLDを併存している。

といった表現になります。

Bさんという一人の人間が、ADHDとLDの特徴を両方持っているということです。

そして、このように2つ以上の診断名をもつ方は少なくありません。

そのような人に対しては、本人や周りの人が、BさんのADHDとLDの特徴をしっかりと把握することが大切です。

例えば、忘れやすいという特徴があるのなら、メモを取るようにする・メモを取るように促す。とか

メモを取るのはいいけど、字を書くのが苦手だということであれば、スマホなどの電子機器でメモを取ってもいいかを伝える・(上司は、許可する)などの工夫・配慮が必要だということです。

最後に

「合併症」「併存症」の定義は実はとても曖昧な部分がおおいように思います。

ネットの記事を見ても書いてあることが逆だったりもします(笑)

でも、定義が正しい・正しくないということも大事なことだと思いますが、それ以上に大事なことは、

その人が生きやすい考え方・環境で生活出来ているかだと僕は思います。

最近ようやく人の耳に入るようになった「発達障害」という言葉。

しかし、まだまだ理解が不十分であることが現実です。

障害の有無に関わらず、一人ひとりが生きやすい世の中になるといいですね。

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